フランス映画 サラの鍵 『Elle s'appelait Sarah』 DVD発売

去年公開されたフランス映画 『サラの鍵』 を以前ご紹介しました!

映画は見そびれてしまったのですが、6月22日(金)にDVDが発売されます!



ストーリーは、、

舞台は1942年、ナチス占領下のパリ、7月16日の La Rafle du Vélodrome d'Hiver (ヴェロドローム ディヴェール冬季競輪場でのユダヤ人一斉検挙)を扱った映画です。

映画は第23回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞の W受賞を受賞しました。

興味があったので、映画は見逃してしまったのですが、、原作本を読んでみました。
原作者は Tatiana de Rosnay (タチアナ・ド・ロネ)


一気に読んでしまいました。


本をパラッとみた時、、活字の太いページと活字の細いページが沢山あるのを見て、、
『ん??不良品?』と思った私、、愚かでした。。

物語は、現代とサラがナチスに連れ去られた時を交互に進んでいくのです。
そしてある事をきっかけに現在の話だけで進んでいきます。

主人公はフランス人と結婚し一児の子供を持ち、パリ在住アメリカ人ジャーナリスト、ジュリア

映画では現在住んでいる appartement (アパート) の話になっているようですが、本の中ではフランス人のご主人の実家で現在空き家状態、そこに移り住もうとする彼ら一家だったのですが、その用意をしているうちにジュリアappartement の秘密を知ります。

約60年前、そこに暮らす一家がユダヤ人一斉検挙に会い、その際少女のサラは弟ミッシェルを守ろうとして納戸に隠し、鍵をかけます。そしてすぐに戻れると信じて鍵を持ったまま収容所へと連行されるのです。

それを知ったジュリアは、弟のミッシェルはどうなったのだろう?そしてサラは生き延びたのだろうか???と知りたくなるのです。

いろいろな謎を追いかけ、どんどん謎が解明されていくのですが、謎がさらなる謎をよび、
続きが気になってなりません。どんどん引き込まれてしまいました。

そしてその事実を追う事により、登場人物たちの””の生活が変わってきます。

影響力があるものなんだなぁ、、と感じました。
知った事実が今への生活を熟考させることになります。

さて、原作はパリで生まれ、イギリス、フランス、ロシアの血をひく タチアナ・ド・ロネ が初の英語で書いた作品です。

なぜ今回フランス語で書かなかったかと聞いたところ、主人公ジュリアがアメリカ人だったのでフランス語で書くのに抵抗があったのだそうです。
(彼女はフランス、イギリス、アメリカで教育を受けています)

それまでの彼女の8作品はフランス語で書かれています。(でも読んだことありません。。)

でも、6/22(金)発売のDVDはフランス映画なのでフランス語です!


興味のある方はぜひ!!見てみませんか?
原作本、おすすめです。


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