モーリス・ドニ いのちの輝き 子供のいる風景 展

 損保ジャパン東郷青児美術館では、9月10日から11月15日まで、『モーリス・ドニ いのちの輝き こどものいる風景』展を開催しています。

1870年にフランスのGranvilleで生まれた Maourice Denisは、ナビ派の画家でした。
『ナビ派』というのは、19世紀末のパリに活動した芸術家集団で、ゴーギャンの影響をうけ、神秘主義的、装飾的で、抒情性に富んだ画面構成が、特徴的だと言われています。

『ナビ』とは、ヘブライ語で『預言者』と言う意味です。
メンバーには、ボナールや、ヴュイヤールなどがいましたが、理論的なリーダーがドニでした。



1890年に Art et Critiqueという雑誌に掲載された、ドニの文章は、20世紀絵画の出発の宣言とも言われています。

 Se rappeler qu’un tableau, avant d’être un cheval de bataille, une femme nue ou une quelconque anecdote, est essentiellement une surface plane recouverte de couleurs en un certain ordre assemblées. » (« Définition du Néo-traditionalisme », revue Art et Critique, 30 août 1890)

『絵画とは、軍馬や、裸婦、または何らかの逸話である前に、本質的には、ある秩序で集められた色彩によって覆われた平面である、ということを思い出すべきである』(新伝統主義の定義)雑誌、芸術と批評 1890年8月30日

 今回の展覧会では、ドニの子供や家族を描いた作品など、日常を描いた集めているそうです。

ご興味のある方は、ぜひどうぞ!

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