YUKO EN FRANCE フランス留学体験記 トゥール編


 今回、トゥールラングへの短期留学に参加したきっかけは、1週間の休暇が取れることになったという些細なことからです。渡仏前、いくつか不安な点がありました。それは、以前からフランス語は独学で勉強していたものの、サンパへの入学は今年の4月。フランス語でのコミュニケーションに不安がありました。それについても、留学担当の方が丁寧に相談に乗ってくださり、不安感よりも好奇心の方が勝り、是非行きたいという思いで決めました。



不安と言えば、もうひとつ。出国の数日前から始まったフランスでのストライキです。仮にTGVが不通だった場合の対応について、留学担当の方と綿密に連絡を取りつつ、現地の最新情報をチェックしていました。実際、現地に到着してみると空港発のTGVは全線不通。SNCFの係員に訊いて、モンパルナス駅20時発サンピエールデコール行きがあることを知り、急いで移動したものの、夕方の渋滞にはまり、駅に着いたのは20時を大分回っていました。それでも、念のため駅構内で係員に、ほかに目的地まで行くTGVがないか確認しましたが、既になく、その日はホテルを探してパリに1泊しました。


こんなときに、とても役に立ったのが携帯電話です。出国前、フランスでも使えるように日本で設定しておいて本当に良かったと思いました。時差があるにも関わらず、留学担当の方が日本からきめ細やかなサポートをしてくださり、有益な情報を携帯メールでやり取りすることが出来ました。それに当時は、駅構内は旅行者で溢れ、公衆電話を探す余裕はなかったと思います。



そんなことがあったせいか、待ち合わせの駅でホームステイ先のマダムに無事会えたときは、やっと会えたという思いと安堵感でいっぱいでした。


授業初日は、ほかの生徒さんよりも1時間早く登校して、クラス分けのペーパーテストとフランス語での面接があります。

その後、それぞれのクラスに振り分けられ、9時から授業開始。時期にもよるようですが、7人中6人が日本人女性、うちひとりはドイツ人女性でした。折角、留学したのに日本人が多いのは良くないのでは?と思う方のいらっしゃると思いますが、私にとっては全く問題ありませんでした。むしろ、良い面がたくさんありました。皆さん渡仏した理由は様々で、学ぶ意識が高く積極的で、授業以外の時間も流暢なフランス語で会話をしていました。日本語だとドイツの方がお話に入れないという配慮もあるとは思いますが、皆さんとても良い方々で1週間しかいない私にとても親切に仲良くしてくださいました。



フランスでの生活は授業以外にも、勿論、全てがフランス語で何をしていても日本にいるときの何十倍もフランス語と接する機会があります。午前は授業、午後はトゥール市内観光、古城巡り、作家バルザックの古城見学、お料理教室に参加しましたが、説明は全てフランス語でした。


朝食、夕食はホームステイ先のマダムがとても料理上手な方でしたので、毎回楽しみでとても美味しくいただきました。食事中は、その日の出来事を話したり、食材を用いた慣用句を教えてくださったり、私が気に入った料理は作り方を教えてくださいました。また、マダムの息子さんのお誕生日会にも出席させていただき、たくさんの親戚の方々と素敵な時間を共有させていただきました。



トゥールの町は治安も良く、街並みも綺麗で、滞在中は少し早く家を出てのんびり散歩気分で登校していました。学校の雰囲気はアットホームで、先生や生徒さん、ホストファミリー、街の人々も皆さん親切で滞在中は充実した楽しい日々を過ごすことが出来ました。そして、帰国してからもマダムは勿論のこと、現地でお友達になった日本の方々ともメールのやり取りをしています。


最終日は帰国するのが本当に嫌で、マダムに抱きついて年甲斐もなく泣いてしまいました。そして、日本に着く前から「また絶対に来よう!」と心に決めるほど離れがたい素敵な出逢いに恵まれた1週間になりました。フランス語以外にもたくさんの収穫があると思いますので、皆さんも機会があれば、是非参加することをお薦めします!!!

fin

Yuko さん、お忙しいところ留学体験記ありがとうございます!本当に楽しく過ごせていただけて嬉しいです。そしてこれからも楽しんでお勉強して頂いてまたフランスにお出かけ下さいね。

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思われたら、ぜひお話ください。喜んでブログに掲載いたします。
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