フランスが舞台のマンガ5 「ツーリング・エクスプレス」

今回ご紹介するマンガ「ツーリング・エクスプレス」は全部は読んでいないのですが(コミック本編28巻完結、特別編7巻あり)、長い間「花とゆめ」で連載していました。

フランス人がたくさん出てくることもあり、当初、はまったマンガでした。


作者は河惣 益巳(かわそう ますみ)
「ツーリング・エクスプレス」でアテナ大賞を受賞し、1981年デビューしました。

「ツーリング・エクスプレス」シリーズの主人公は Charles(シャルル・オージェ)というフランス人でICPO(インターポール・国際警察機構)の刑事。

15歳で Sorbonne 大学(ソルボンヌ大学、のどこかは不明??) を飛び級をして卒業後、養父とおなじ道をたどり刑事になった彼。見た目は金髪、金の瞳(?)の女性のような美少年、、ときたら少女マンガお決まりの展開!?

準主役はDean (ディーン・リーガル)という銀髪、長身でクールな超スナイパー、北欧系?。いろいろな事件の実行犯がディーンと思われるが、痕跡を残さずなかなか警察に捕まらない犯罪者。

刑事とスナイパーという職業柄、絶対に平行線に終わるはず、、だった話です。

Charles (シャルル)はまぁ、男性だという設定を忘れれば可愛らしいおんなの子そのもの。

見かけはあまりフランスで見るタイプではありませんが、とても可愛いです。そして、クールで知的だけど殺し屋のDeanに、、、お互いに惹かれていく過程、育ての親の Edouard(エドアール)に心配され、じゃまされ(?)ていくさまが描かれています。そんな中、叔父の Lucien  (リュシオン) にちょっかいをかけられ、世界中のいろいろなところを舞台とし、始めはヨーロッパとくにフランスをメインにストーリーはロマンティックに展開します。

観光地がたくさん出てくるので疑似旅行を体験しながら、ハーレクイン(読んだことないけど)のような感じでした。

連載が軌道に乗っていくと、ロマンティックな面を残しながらもある程度ハードボイルド的な面を押しだした展開に変わっていきます。

でも、Charlesは刑事でありながら人懐こい性格で、人の警戒心をとくという天性の性格は変わりません。ハードボイルド展開の中で、ドイツ、旧ソ連、中国などの財閥、ギャングなどなどといった中に身を置く人物がたくさん登場し、天性の明るさでそんな大物人物たちとコネクションをたくさん作ります。

花とゆめでは1999年に一応完結をみたようですが(長かったですね~)、その後も番外編、Euro 編などが描かれています。

絵などは個人的には当初のほうが好みだったこと、途中からロマンティックぶりが薄れたこともあり、読まなくなってしまったのですが、どうなっているのか気にもなるので読んでみようかな~、、と思ったりもします。

本当のフランス&フランス人を舞台にしたというよりは、架空のフランスを見るという感じではありますが、幻想の世界に浸れることでしょう!

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