フランスでのヴァカンス記(15)ルピュイ・アン・ヴレイ

Hervéの車で Firminy (フィルミニー) に到着。

St-Etienne Chateaucreuxから電車 (TER) で20分ぐらいのところです。

目的はLe Corbusier (ル・コルビジェ)の建物見学です。
フィルミニーのUnité d'habitation (ユニテ・ダビタシオン)は予約の上、ガイド付きでのみ見学が可能です。
世界遺産に推薦され(暫定リストに登録)、登録を目指しています。

外から見るとコンクリート打ちっぱなしの ちょっと色のついた建物です。
(Maison de cultureUnité d'habitation)
一見、あんまりおもしろくない、、かな、が第一印象。

でも、説明前と説明後では全く見方が変わりました。

Unité d'habitation (ユニテ・ダビタシオン)を含めて Firminy 復興のための建物群として、1950年代に
1つの町の機能をもつように設計されました。

なので、中にはもちろんアパルトマン、学校、商店などが入るように考えられました。


そのまわりには教会(←真っ白い三角の建物がなんと教会、出来上がったのは2006年です)や競技場(stade) も!

当初の計設計通りにはならなかったのはもったいない。
もともと Unité d'habitation は3棟つくる予定でしたが、結局建設されたのは1棟のみです。

設計が発表された当時は巨大で、美しくないと(コンクリ打ちっぱなしで灰色)不評。

説明を聞くと、 風通しの良いコンクリートで機能的に、そして陽を効果的にとりいれ、たしかに窓を大きくとってあるアパルトマン。





アパルトマンは studio (ワンルーム)をのぞいて duplex (2階式メゾネット)です。

アパルトマンの端と端を行き来して、朝から夜までどこかの部屋に陽が入るつくりになっています。



今では良く見かけるような、ベッドの下に収納入れを50年前に先読みしてつくった収納にはおどろきました。廊下も広いです。

Marseille のユニテダビタシオン建設時はお金があったのでマルセイユでは床は大理石、フィルミニーで木の床。なんか両方とも見て比べたくなっちゃいました。
現在 Firminy では商店なし、学校も使われていません、アパルトマンは全部ではありませんが使われています。

興味のある方は↓をご覧ください。
ユニテダビタシオン

ガイドさんもとても優しく可愛い女の子、とても楽しいひと時でした。
この後は Hervé のママと3人でランチ、ごちそうさまでした!

そして facteur (郵便配達人)のHervéPapaをたずねて La Poste (郵便局)に向かいます!

そう、わたしはやはり Poste オタクだったのです。

(また続きます! Chi)
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